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鍵の素材について

鍵は身近な存在でありながら、
何で出来ているかまでは知らないという方が多いのではないでしょうか?
今回は、鍵の素材についてご紹介させて頂きます。

鍵メーカーが販売している純正の鍵は、ほとんどが洋白と呼ばれる合金で作られています。
洋白は50~70%の銅と10~30%の亜鉛、5~30%のニッケルから構成された合金で、
強度に優れ、加工もしやすいので、鍵づくりに最適な素材だからです。

酸化にも強いので錆びにくく耐久性にも優れており、数十年使い続けても摩耗が少なく、長く使い続けられるのもメリットでしょう。
これに対して鍵業者に合鍵の作成を依頼した場合には、洋白ではなく、黄銅または真鍮と呼ばれる合金が使われるのが一般的です。

黄銅は50%以上の銅と亜鉛の合金で、黄銅の中でも亜鉛の比率が20%以上のものは真鍮と呼ばれています。
黄銅や真鍮は加工がしやすいので、スピードが求められる鍵業者における合鍵作成に選ばれています。

ただし、酸化には弱いので、メッキ加工などのコーティングを施しておかないと、
すぐに錆びる場合や黒ずんでしまい、使いにくくなる場合もあるので注意が必要です。

錆びた合鍵を使用していると、ドアの鍵穴の内部にダメージを与えてしまい、
最悪の場合、ドアのシリンダー交換の手間や費用が発生することにもなりかねません。

鍵を紛失するなどしてすぐにでも合鍵が欲しい場合には、すぐに作成できる黄銅や真鍮の合鍵で一時しのぎをしつつ、
同時にメーカーから洋白でできた純正の合鍵をお取り寄せしてもらうか、思いきって新しい鍵交換をすることがおすすめです。
純正の合鍵や新品の純正鍵ならシリンダーを傷める心配がなく、長く使い続けることができます。